【事業指定寄付】インタビュー記事『こどもの「やってみたい」を、地域みんなで本気で応援したい』:わがままパークプロジェクト
ぐんま未来基金でPO(プログラムオフィサー)の星野です。
「事業指定寄付」事業を現在実施中の、わがままパークのみなさんにお話を伺いました。
Q. そもそも、なぜ「わがままパーク」をつくろうと思ったんですか?
わがままパークは2024年にみどり市で開催された「リノベーションスクール@みどり」で組まれた8人のユニットから生まれました。 3日間のスクールの中でまちへ繰り出し、対象物件である遊休不動産の小はぎ(現:わがままパーク)の周辺住民の「公園がない」という課題をもとに、自分たちのわがままが叶う公園をつくるプロジェクトが立ち上がりました。 (まちなかに実在する遊休不動産を対象とし、エリア再生のためのビジネスプランを創り出す短期集中の実践型スクール)

プロジェクトが始動した最初の半年間は、近隣の方やメンバーと手探りでわがままパークの掃除や草むしりをしたり、地元のマルシェに出てみたり。2024年に前橋で開催されたストリートファニチャーで出会った一つの作品をきっかけに、武蔵野大学建築学科の講師である太田裕通先生とのご縁がつながり、そこからこども達と建築学生がタッグを組み、公園をゼロから設計していく「パークづくりプロジェクト」へと発展していきました。
昨年の第1回のパークづくりワークショップでは、わがままパークにどんな遊びスポットを作りたいか?を題材に、こども達が出したアイデアを建築学生が模型という形で具現化し、10個の遊びスポットを考えました。

半年間のワークショップを終えてこども達と振り返りをしている時、参加してくれた小学生5年生の女の子が、こんなことを話してくれたんです。
「学校の色塗りの授業で色が合ってないからダメだよって言われる…」
「粘土の授業で自分が作りたい形を足したら、やり直しになっちゃった…」
その言葉にハッとして。
もちろん学校にも家庭にも、こどもを守るためのルールがあります。それでもこどもたちの中には「もっとこうしたい」「やってみたい」という気持ちが確かにあるんですよね。
Q. 昔と比べて、その気持ちを受け止める場所が減っているということですか?
そうなんです。
昔は近所の大人や地域行事の中で、「やってみたら?」「面白そうだね」と背中を押してくれる人が地域にいました。
でも今は人口減少や核家族化、地域とのつながりの変化で、こどもが学校や家庭以外で多様な大人との出会いや価値観に触れ、自分という存在を受け入れてもらえる機会が少なくなっています。
Q. みどり市大間々町自体も、変化を感じる部分はありますか?
正直、この数か月だけでも、50年続いた定食屋さんが閉店したり、ご近所の方が亡くなったり、町の日常が少しずつ変わっていくのを目の当たりにしてきました。
市の卒業生アンケートでは「将来みどり市で働きたい」と答えた若者はたったの24.4%だったそうです。
市内に住む7割以上の若い世代が町を離れ、人と人とのつながりや、この土地で受け継がれてきた文化が少しずつ失われていくのだとしたら、私たちはその流れを少しでも変えたいと思いました。

Q. だから、イベントからでも空き家活用からでもなく、こどもから始めるんですね。
はい。こどもの頃に「どうしたい?」と問いかけられ、自分の「やってみたい」を地域に応援してもらえた経験は、「この町には自分の居場所がある」という感覚につながると信じているからです。
その感覚を育むためにやっているのがわがままパークであり、それをより具体的にするのがこの冬に開催する『わがままフェス』です。
Q. わがままフェスは、どんなイベントになるんですか?
2026年12月12日(土)に開催する、こどもが主役のまちの文化祭です。
来場者として楽しむだけでなく、こどもたち自身が「こんなお店をやってみたい」「こんな遊びをつくりたい」とアイデアを形にすることに挑戦します。
地域のみなさんには、楽しみながらこどもたちの挑戦を見守り応援する存在として参加してもらいたいですね。
Q. このフェスを通して、最終的にどんなまちを実現したいですか?
わがままフェスをきっかけに、来年はわがままパークをこども達が「もっとこうしたい」「やってみたい」と思うことを否定されずに実践できる場所としてさらに成長させていきます。
建築学生とのワークショップをはじめ、まだ完成していない残りの遊びスポットも一緒につくっていくし、関わるこども達の数も増やしていきたいです。
特に学校や家庭でモヤっとを感じている子がいれば、まずは来て欲しい。そしてこどもに限らず学生も、若者も、大人も、シニアの方々も、世代関係なく自分や他者の「わがまま」を尊重しあいながら、一人では成し遂げにくいことを叶えていくハッピーなムーブメントを、このまちに波及させていきたいんです。

むすびに
お話を伺って、私自身とても共感しました。
今回の寄付は、わがままパークさんとぐんま未来基金が力を合わせて集める「事業指定寄付」です。
みなさまからお預かりしたご寄付は、基金を通じて助成金としてわがままパークさんに届けられ、わがままパークをの設備整備とわがままフェスの実現に使われます。
目標70万円で、9月13日まで残り17日です。
こどもたちの「やってみたい」を見守り応援する地域を、一緒に育てていただけませんか。
少額からでも応援いただけます。
ぜひページをご覧ください。

